昨日の埼スタ。写真はキックオフ前の北ゴール裏。ACLのトロフィーを模した布を掲げ、コレオはそのトロフィーをつかんでいる手。ゴール裏声出しOK、一発勝負の埼スタホーム。120分間ほとんど声がとぎれず。バックで見ていた自分は声出しできませんが、ひたすら拍手、時々マスクの下でこっそりチャント……。
1−1で延長戦に入ると、明日の仕事を気にする家内と顔を見合わせ、最後まで見るしかないね、と。延長後半、残り5分で勝ち越され、さすがにあきらめかけたが、選手はまったくあきらめていなかった。ロスタイムに入りかけたころ、右サイド、酒井のタックルからモーベルグ、オーバーラップした酒井に出たボールを、ゴールラインぎりぎりから折り返し、一度は跳ね返されるが、大久保のねらったのかどうかわからないが、左足ボレーを明本がドンピシャヘッド。全北のGK(いいキーパーだった)の左手一本で止めたボールをユンカーが、利き足ではない右足で、ゴールポストとのせまい空間に流し込み、追いついた。
もう、この時点で涙腺がゆるみ、全身鳥肌。しばらくしてPK戦に。
全北の一人目、二人目を西川が連続ストップ。ここで、ほぼ勝利を確信。四人目江坂が決めて勝利……。
今、こうして書いていても、これだけ劇的な勝ち方ができるものかと不思議でしかたない。こんなシナリオ書いたら、嘘くさいから書き直せ、と言われそう。でも、駒場や埼スタでは何度か、この興奮を味わっているのも事実。
西地区代表との決勝戦はホーム&アウェイで来年二月。第二戦がまたまた埼スタ。三度目にして最多のACL優勝に大手だ。
だから、浦和レッズはやめられない。
(M.H.)