翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

新刊予告、「30秒でわかるシリーズ」

アマゾンでは予約受付が始まっています。以下は三省堂のホームページより拝借しました。12月12日発売です。どうぞよろしく。 【 三省堂|新刊・近刊のご案内 】

『オ・ヤサシ巨人BFG』

昨日は古典児童文学を読む読書会でした。課題本はロアルド・ダール作、中村妙子訳、クエンティン・ブレイク絵、『オ・ヤサシ巨人BFG』です。ちょうど映画が公開されたこともあっての課題本でした。

霧の朝

今日もすっきりしない天気ですが、これは昨日の朝。

マット・ディキンソンさんと。

拙訳『エベレスト・ファイル』の原作者、マット・ディキンソン(Matt Dickinson)さんが今週来日して、東京近郊の複数のアメリカンスクールでスピーチをしました。ツイッターでそのことを知って連絡すると、お茶でも飲もう、という話になり、お会いしてきま…

原文に忠実、とは。(翻訳勉強会2−14)

月曜は川越での翻訳勉強会でした。 当番の方の訳は原文に忠実に訳してあったので、うん、シンプルでいいんじゃないか、と思いながら、ちらりと自分の訳と比べたら……。 あれ、何箇所かちがってる。なぜだ?

紅葉の錦

家の前のトウカエデ(たぶん)の落ち葉が錦のようでした。まるで配置を考えて落ち葉を表にしたり裏返したりしておいたみたいです。 木によって一本ずつ色合いがちがいます。

千葉茂樹さんと、やまねこのみなさんと

土曜日、「はじめての海外文学」の棚をチェックしたあと、やまねこ翻訳クラブの皆さんから誘われた、翻訳者の千葉茂樹さんを交えたオフ会に参加してきました。 千葉さんの訳す作品は、なんとなく自分の趣味と重なる部分があり、ずっと気になる存在だったので…

はじめての海外文学 vol.2 (訂正あり)

三省堂書店の池袋店の棚を見てきました。 とってもうれしい風景です。(許可をいただいて撮影・アップしています。)

『レイン 雨を抱きしめて』

おととい、表紙の話を書いた本です。いい作品でした。 アスペルガーの少女と犬の話です。ストーリーも、登場人物も、描写も、翻訳も、装丁も、みんなバランスよく一つの作品を作っています。ぜひ読んでみてください。 レイン: 雨を抱きしめて (Sunnyside Boo…

ぜんぶ一人でやりたい

翻訳は、まず、原文を読み、理解して、それに相当する日本語の表現を考えるわけですが、最終的に、読者の皆さんは原文を見ないのがふつうなので、日本語の世界だけで情景や人物や心情が立ち上がってくるようにしなければなりません。 (サザンカ(山茶花)。…

表紙の効用

海のむこうから、トランプ氏当選というどうにもやりきれないニュースが伝わってきて、いやーな気持ちになっていました。 郵便受けを見にいくと、本と手紙が。

竹と桜と菊と

「竹の秋」と言えば、常緑の竹の古い葉が茶色くなって落ちていく5月、6月、春の季語。「竹の春」は青々とする8月、秋の季語とか。 これはおととい、近所の竹林、「秋の竹」と葉の落ちた桜です。ちょうど草刈りをしたばかりで、先日までの風景を散髪したよう…

ローラースタンド

W400にはセンタースタンドがないので、チェーン給油にえらく手間がかかることは前も書きました。で、アマゾンで「ローラースタンド」なるものを注文。使ってみました。結果は Very Good !!

「みかんとるな」

昨日は暖かい秋晴れ。昼前に散歩に出ました。 上品なピンク色の実。マユミ(檀・真弓)でしょうか。このあと、割れて中から真っ赤な種が顔をのぞかせるらしい。 そのほか、秋たけなわで、たくさんの庭木に実がついていました。

最終節で年間一位!!

【2nd ステージ 第17節 HOME vs 横浜Fマリノス】 △1−1 (66' 柏木、11月3日(木・祝)13:30〜 @埼スタ) 引き分けるも、川崎が前半2−0から、まさかの2−3でガンバに逆転負け。レッズ年間勝ち点1位を決める。

光のいたずら

この時期は、つい逆光の写真を撮りたくなります。 ケヤキの紅葉はこれから本番。右のサクラはもう散ってしまいそう。

緑色の宝石

……かと思うような見事な色つやです。銀杏、いただきました。

「日本YA作家クラブ」の「YA★バトン」

日本YA作家クラブは、2009年に、作家の石崎洋司さん、梨屋アリエさん、令丈ヒロ子さん、翻訳家の金原瑞人さんを発起人として発足した、「YAを書いている」「YAも書いている」という意識を持つ現役の作家、翻訳家の集まりで、基本的にはWEB上での活動を…

「はじめての海外文学フェア vol.2」今日から始まります!

今日、11月1日から「はじめての海外文学フェア vol.2」が、順次、全国の書店で始まります。翻訳者52名による一人一冊の推薦本が、「ビギナー編」「ちょっと背伸び編」に分けて展示販売されますよ。わたしはビギナー編に自分の翻訳した作品を推薦しました。…

『「無言館」ものがたり』

先月、長野県上田市にある、戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪れて以来、もう少しあの美術館について知りたいと思っていたので、開設者の窪島誠一郎さんの書いた『「無言館」ものがたり』(窪島誠一郎著、講談社、1998年)を読んでみました。

2ndステージ優勝も、すべては最終節に。

【2nd ステージ 第16節 AWAY vs ジュビロ磐田】 0−1◯ (72' 武藤、10月29日(土)14:00〜 @エコパ) テレビ観戦。ファイナル5で4連勝も、川崎が勝ったため、次節最終節での勝利、年間勝ち点首位をめざす。

妄想が止まらない。

昨日のこと、わずか三語の文に手こずり、一時間近くこねくりまわしました。 七転八倒のもとはこれです。 We are coming. 文脈はくわしく明かせませんが、主人公がこの一文を木の幹に刻みます。

翻訳したくてたまらない

岡山に留学していた大学生クリスくん。すでにアメリカに帰国していますが、先日、東野圭吾の英訳をしている翻訳家のインタビュー記事を教えたら、それを読んで「翻訳したくてたまらなくなった」というメールが帰ってきました。なるほど、そう来たか。 gendai…

秋の光

昨日は夏日でしたが、午後の傾いた光はやはり秋。 家の前の公園は、なにもかも陰影がはっきりとして、いつもより少しグレードアップしたように感じます。

翻訳勉強会(2−14)── ハエと握り

月曜日は川越での翻訳勉強会でした。『ペーパーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作、岩波書店、STAMP BOOKS)、もう少しで第3章が終わります。 この日も活発な議論が交わされたのですが、盛り上がった(?)のが、「ハエと握り」でした。ハエは、そう、ブン…

ファイナル5 3連勝!

【2nd ステージ 第15節 AWAY vs アルビレックス新潟】 1ー2◯ (7', 90' 興梠、10月22日(土)14:00〜 @ビッグスワン) テレビ観戦。残留争いで必死の新潟に手を焼き、それでも終了間際、興梠のゴールで辛勝。興梠はJリーグ通算100得点達成。12人しかい…

イベント告知 ──「はじめての海外文学スペシャル」

以前、このブログでも紹介した、書店チェーン横断企画「はじめての海外文学」フェア第2回が、11月から全国の書店で始まります。去年に続いて2回目の今年は、52人の翻訳者がそれぞれ一冊ずつ推薦した本がフェアの棚にならぶことになるのですが、越前敏弥さん…

翻訳勉強会(2−13)── 文学の匂い

少し時間がたってしまいましたが、先週月曜日の翻訳勉強会で思ったことを少し。 この勉強会ではいつも、前回担当だったメンバーが、勉強会で出た話を元に自分の訳文を見直してきて、改訳版を次の回の冒頭にみんなに配り、それを朗読する、という手順を踏んで…

筑波山にて

今日は諸事情があり、つくばへ。新しくきれいな計画都市の側面と、農業地帯であり、信仰の山、筑波山を仰ぎ見る土地柄が混じりあった町でした。 筑波山の雅名「紫峰」の名を冠した「紫峰杉」。樹齢700年とか。筑波山頂尾根近くにあります。人が世話をしてい…

舞台『弟の戦争』チケット発売中

以前紹介した劇団俳小第42回本公演『弟の戦争』ですが、ただ今、チケット発売中です。 公演予定は2016年12月7日(水)〜 12月11日(日)、池袋の「シアターグリーン」で8回上演。 (原作:ロバート・ウェストール、翻訳:原田勝『弟の戦争』(徳間書店刊)…