翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

日本画家、栗原悌二展のご案内

 高校の同級生で日本画家の、栗原悌二(くりはら ていじ)くんの個展が、鎌倉の腰越で9月11日から29日まで開かれます。

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 会場は、江ノ電の腰越(こしごえ)駅より歩いて五分のところにある、「たぶのき」という、食事や喫茶もできるお店。詳しくはこちらをどうぞ。

”たぶのき” ホームページ

店主の独り言 by たぶのき: 日本画家 栗原悌二展

 

  栗原くんは、高校生当時はバスケ部の印象が強く、絵が得意だからと、体育祭のバックボードの責任者になった時は、へえ、そうなんだ、と思ったくらいでした。その時のバックボードの制作風景が残っていますが、このデザインと制作総指揮が栗原くんでした。これが、体育祭の時に、各クラス席の後方に立てられるのです。人の大きさと比べてみればわかりますが、縦がたしか、ベニヤ板3枚分あったと思うので、5メートル半くらいでしょうか。これを見てもわかりますが、他のクラスのバックボードとは一線を画した、デザイン性の高い、とても美しいものだったと思います。ちなみに、わたしもバックボード係で、放課後一緒に働きました。

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 その後、彼は芸大の日本画科を卒業、画家として活躍しています。花の絵が多いですね。繊細なタッチで、今までも、何度か個展を見に行っていますが、ひいき目なしに、すばらしいです。牡丹や朝顔、桜、菖蒲も得意で、よく描いています。

  埼玉県小川町の図書館がオープンした時は、地下のギャラリースペースに、当時彼が好んで描いていた桜の作品が展示されたのを見に行きましたが、美しいものでした。小川町の図書館は、蔵を模した外観や中のデザインもすばらしいだけでなく、図書の管理もこだわりをもってなされています。この図書館の建て替えやその後の運営にも携わっていたKさんは、わたしも参加している読書会のメンバーで、それを知った時には、なんと世の中は狭いものかと驚きました。

 

 今回も、どんな絵が見られるか楽しみです。

 皆さんも、ぜひ。

 鎌倉や江ノ島もすぐ近くですよ。(M.H.)