というのは冗談で(別の『ペーパーボーイ』という同名タイトルの映画はすでにありますが……)、ワシントン州タコマの小学5年生が、この小説をもとにして演じているビデオが YouTube で見られます。
これはそのショートムービーの一コマで、タコマの市街と思われますが、原作者ヴォーターさんのブログによると、彼が若いころのメンフィスを彷彿とさせるそうです。
Paperboy 90-Second Newbery 2017
おー、ワージントン夫人役の女の子がそれなりに色っぽいぞお。ボールぶつけられるラットがかわいそう。マーム役の女の子もかわいいけど、どこかにマームの貫禄があるような……。ヴォーターさん曰く、マーム役の女の子の南部訛りは完璧だそうです。みんな小学校5年生というのがいい。この作品を読んだことのある人なら、ああ、あの場面か、とすぐにわかります。タイプライターで打ち出される文字のアップや、カラーと白黒の使い分け、主人公役の少年のセリフ、マームとのやりとり……、なんかじーんと来ました。クオリティ、高いです。
これは、"The 90-second Newbery Film Festival" という、ニューベリー賞に入賞した作品をショートムービーにするコンテストがあり、その応募作なのだそうです。日本でもこういうのやればいいのにね。やってるのかな、もう。
(M.H.)