『ぼくは川のように話す』(ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵、荒井良二タイトル文字、原田勝訳、偕成社、1600円+税) 本日発売です。どうぞよろしく!
最近は書店で手にとれない方も多いと思うので、ちらっと中を。
左側はカバーをはずした表紙の絵。これもシドニー・スミスの技ですねえ。偶然の絵の具の景色を、みごとに川の波しぶきにしています。いや、偶然と言ったら怒られますね。計算ずくなのでしょう。
右側は扉ですが、そう、これも荒井良二さんの書き文字。うれしい。
忘れちゃいけないのは、詩人ジョーダン・スコットの文と、スミスの描く挿絵のハーモニー。マンガのコマ割りのような展開は、スミスの得意な表現です。
『ぼくは川のように話す』は、ジョーダンの吃音者としての体験をもとにした詩がベースになっていますが、思うように言葉をあやつれないのは、だれもがみな同じ。とても共感します。
ぜひ!
(M.H.)