翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

年賀状を書いた

 昨日は年賀状を書きました。

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  いつもパソコンで作り、プリンタで印刷しています。だいたい、4種類作ります。

 夫婦連名用、わたし用、家内用、そして、レッズのサポーター仲間用。小学生から高校生くらいまでは、毎年ゴム版で干支を刷ってましたね。二色ずりとか、三色ずりもやってました。版画とか絵とか、割と好きなんです。

 今はパソコンがあるので、フリーの素材を入れたり、写真を貼り付けたりして作ります。最初は苦労してたんですが、最近は、それぞれの基本パターンが定まり、加えて、ソフトもパソコンもプリンタも性能が上がったので、そう苦労しません。年賀状は虚礼だという人もいますが、わたしは、これはいい習慣だと思っています。

 四国にいる前の会社の先輩方など、年賀状がなかったら、とっくに音信不通になっていたでしょう。上司の葬儀に集まった皆さんと、つい昨日まで一緒に働いていたように打ち解けて話せたのも、年賀状のおかげです。一人、毎年こちらから出しているのに、むこうからはもう25年間、一度も年賀状が来ない先輩がいます。会社のソフトテニス部の先輩ですが、何年か前に、突然、電話がかかってきました。

「いつも年賀状ありがとう。毎年ちゃんと読んどるけんな。でも、これからも、こっちからは出さんから。すまんな」と、きっぱり。うーん、いさぎいい。でも、こう言われると、また出そうと思いますよね。で、今年もまた書きました。

  電話と言えば、年賀状を見て、やはり前の会社の別の先輩が、「孫が原田くんの翻訳した課題図書で読書感想文を書いたから、ひと言、声をかけてやってくれんか」と、やはり四国から電話をかけてきてくれたこともありましたっけ。

 

 

 そうそう、レッズのサポ仲間から来た今年の年賀状を見ながら書いていると、みな、一様に、「今年こそ!」と書いてあります。というか、今年だけじゃなくて、これ、ここ3年、みんな書いてるし……。ぎりぎりのところでタイトルを取り損ねているわが浦和レッズの成績を否が応でも思い知らされます。 

 それでもまた、自分の年賀状にも書きましたよ。フォントを大きくして、「今年こそ!」と。

  お、そう言えば、今日は神戸との天皇杯準々決勝じゃないか。さくっと勝って、元旦決戦に一歩前進したいものです。

(M.H.)