翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

ACL グループステージ MD2 AWAY vs 浦項スティーラーズ

 1ー0 (3月2日(水)@浦項スティールヤード)

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 メンバーも入れ替え、キックオフ時のフォーメーションにも工夫を凝らしたものの、アウェイで敗戦。同節、広州がシドニーに破れたため混戦状態に。

  西川、平川(54' →興梠)、槙野、永田、橋本(54' →森脇)、那須、青木、梅崎、駒井、高木(55' →石原)、ズラタン。

 一昨日の試合。発熱でぼうっとしながらのテレビ観戦。ピッチ全体がなかなか一度に見えず、フォーメーションの確認はしづらかったが、どうやら、4−3−3らしかった。テレビでは、4−1−4−1という言い方もしていた。那須が4バックの前に陣取る形。まあ、もともと可変システムなのでわかりづらいのだが、それでも、いつもとちがう入り方で、メンバーもちがう、というのがよかったのかどうか? サイドを警戒したようだが、後半、ミシャ得意(やけくそともいう)の3枚替えで3−4−2−1にもどしてからのほうがよかったのを見ると、怖がらずに最初からいつもの布陣で入ってもよかったかもしれない。少なくとも、阿部か遠藤がいれば、もう少し中盤が落ち着いたのではないか。

    とりあえず守備の安定を考えたのだろう。しかし、かえってバイタルの那須の横を使われてミドルを打たれ、槙野のハンドでPKを決められてしまった。その前にも似たような形でシュートを打たれていたので、警戒すべきだった。その後は修正できてきただけに惜しい。青木は攻守でまずまず活躍していたように思う。

 徐々に浦和ペースになり、後半、相手が一枚減ったこともあって、攻め続けたが、ゴール前をがっちり固められてドローにももちこめなかった。柏木、阿部、遠藤、関根、武藤、宇賀神が出ていないのだから、やはり、メンバーを落としているとみられてもしかたない。しかし、これで勝ち点を拾っていかないと、また去年みたいに、リーグ戦終盤はサブ組の練習試合と化してしまうぞ。

 

 浦項の戦いぶりを見ていて印象に残ったのは、韓国人選手の躍動感。球際の激しさもそうだが、差が顕著だったのは攻守の切り替えの早さとシュートのパンチ力。柏戦ではうちもファイトしていたとは思うが、ふだんからどのレベルでそれをやってるかの差は大きい。また、スピードアップは、ふだんやってないメンバー、ポジションというのが作用するのでむずかしい。保有メンバー全員がどこでもあうんの呼吸になるのはむずかしいし、なるころにはとっくにACLは終わっているだろう。

 幸い、大本命の広州がシドニーに破れて混戦となっているので、まだまだ、これから。

(M.H.)