自転車で近所を走っていたら、フェンスにからめたツル植物がきれいな花を咲かせていました。ツルハナナス(蔓花茄子)というらしい。
なんとも涼やかな色のとりあわせに、思わず自転車を止めてパチリ。たしかに、ナスの花に似ているなあ。つぼみの紫から、ひらいて、やがて白い花になるようです。
ヤマホロシ(山保呂志)と言われることもあるそうですが、ほんとうのヤマホロシはもっと小さな草本だそうです。ネットで調べてみると、前にアップしたイヌホオズキ(犬鬼灯)に似ています。同じナス科ですからね。ただ、イヌホオズキの実は黒いのですが、ヤマホロシの実は赤いらしい。
ツルハナナスは外来種だそうで、文字通り蔓でどんどん伸びていました。
そして、今は何と言ってもキンモクセイ(金木犀)。街中、この花の香りが漂っています。花は咲ききった時より、咲き始めが香りが強い。
これはもう開きすぎ。目にはきれいですが、香りは弱くなっている。
それでも、これだけ咲くと壮観です。この小さな公園、満開のキンモクセイが10本以上まわりをとりまいて立っています。
一年のうち、この1ヶ月くらいのあいだだけ、「あ、キンモクセイ」と思うのですが、あとの11ヶ月、地味に緑の葉を絶やさずにいるこの木は、なんて控えめで我慢強いやつなんだ。見習いたいものです。
ツルハナナスは目の保養、キンモクセイは鼻の保養(?)になりました。暑いけれど、秋です。
(M.H.)