翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

W400でビーナスライン へ

 先週、ビーナスへ行ってきました。今年は紅葉があまりきれいではなく、また、標高の高いところ、とくに麦草峠あたりの白樺は幹が茶色くなっていました。残念です。

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  朝5時前に出発、関越から信越道に入り、東部湯の丸で下道に降り、ビーナスへと登っていきます。裏から登っていくこの道は信号がなくて、好きな道。上の写真は上がり切る少し手前。このあたりはまずまず白樺がきれい。役場の方が、HPにアップするんでしょうか、白樺林の写真を撮ってました。

 

 さて、ツーリングレポート恒例(?)の、途中で会ったオートバイ紹介のコーナー。今回はBMWのK1200GT。 (むこうに写っているのは、どちらもハーレーですねえ。手前はたぶん883R、むこうは?) 

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 このBMWのオーナーは、伊勢崎からおいでの、すでにリタイヤされているベテランライダーさん、69歳。平日のビーナスは年齢高め。3年前には2ヶ月かけて北海道を回ったそうです。おだやかな方でしたが、こいつとオフロード車と二台所有だそうで、そうとうのバイク好きです。

 いやあ、すごいバイクです。もう8万キロあまり走っているそうですが、まあ、きれいなこと。ころんだことはないそうですが、車重300キロ、価格250万という代物。装備がすごい。風防は可変、カウルも立派で、走り出せば雨にほとんど濡れないそうです。

 すぐれもの機能はサスペンション調節機能。一人乗り、二人乗り、それぞれ荷物あり・なしという設定が手元のボタンでできてしまう。そのサスペンションですが、前輪のサスはなんだか奥の方にあって、外から見えません。こうした調節機能をつけるためには、たぶんそういう構造でないとできないのでしょう。

 またブレーキがすごい。右手のブレーキレバーだけをにぎれば、トルク調整をしながら前輪・後輪を制御、下手くそがブレーキレバーを握ると、前輪フォークが沈みこんでがっくんとなったりするものですが、それが一切ないのがとても便利なのだそうです。フットブレーキもあるのですが、レバーを操作している時は、自動的に効かなくなるそうです。ですから、フットブレーキを使うのは後輪をひきずりながらアクセルをあけたり、車体を抑えたりする時だけらしい。

 エンジンはKシリーズですから、縦置きの並列4気筒。この写真では見えませんがシャフト駆動なので、グリース汚れがないのがいい。これは、わたしも昔シャフトに乗っていたのでよくわかります。

 また、とても便利と言っていたのがウィンカーのオートキャンセル機能。ふつうのバイクは左に左右のウィンカーを出すためのボタンがあり、古い機種だと(W400もそうです)消し忘れて、出しっ放しのまま走って危ないことがあるのですが、そういう心配がない。また、左右にそれぞれのボタンがあって、慣れると直感的に操作できていいそうです。

 

 うらやましい限りですが、自分のW400にもそれなりの良さがありますからね。そもそも限定解除してないし、買う金ないし……。ああ、そんなことより、69歳のこのライダーさんを見て、おお、まだまだ自分も乗れるぞ、と思ったのでした。

 

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 続きは、たぶん明日。

 

(M.H.)