翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2nd ステージ 第14節 AWAY vs ガンバ大阪

 2ー1 (90+1’ ズラタン、10月17日(土)@万博) 

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 テレビ観戦。ガンバは、4万人収容のサッカー専用という新スタジアムができたので(すごく見やすそう)、これがレッズにとっての最後の万博アウェイとなる。

 

 昼にたこ焼きを食べてゲンを担いだが、虚しく完敗。2点とも遠藤にやられたといっていい。1点目は右から阿部が中央に入れたボールを、遠藤が左サイドから周作の前に入りこんできてスルー、そのままだれもさわらずにゴールネットに吸い込まれた。2点目は中央からのFKを、左から走りこむ長沢に絶妙の速度と高さのボールを供給した。

 ボール保持率はうちだったが、ガンバは4−4−2で中央をタイトにし、距離感を保ったデフェンスでしのいだ。うまく守られたと思う。パトリックと倉田が累積だったので、赤嶺の横に遠藤がいて、やや下り目に宇佐美という布陣。つまり、遠藤はフォワードの位置にいるのだが、気がつくとサイドにいたり、ボランチの位置や、DFラインにいる。ポジショニングや守備でも遠藤のうまさが光った。

 

 先発は、興梠、武藤、ウメ、ウガ、関根、陽介、阿部ちゃん、槙野、那須、森脇、周作。いつものように戦ったが、いつものようではガンバには勝てない。前半はまったくスピードが上がらなかった。とにかくイラつく前半だった。

 後半、関根→高木、武藤→ズラタンと投入し、関根のところにウメが開いて右サイドが活性化、再三チャンスも作った。ロスタイムにズラタンのゴールで一点差に、さらにズラタンのヘッドがゴール枠の右上隅に当たる惜しいシュートもあったが、そのままタイムアップ。ファイナル5に入って、前節引き分け、今節負け、とまた失速の気配。残りはF東、川崎、神戸。この日広島が勝ったので、年間勝ち点では並んでいるが、得失差で2位に後退。

 

 1発勝負に弱いミシャサッカーだが、精度を上げて最後まで貫けるか? とても難しい課題だが、下手にやり方を変えても結局結果が出ないだろうから、パスサッカーでやりきってほしい。もちろん、切り替えの早い守備は必須。それでだめなら、優勝できないサッカーだと証明されたことになり、監督を代えればいい。年間でそこそこ勝ち点かせいでも、シーズン終盤でジリ貧になるサッカーは、やっぱ、だめだろ。だんだん力強さがなくなるのが、ほんと見てて「はがいたらしい」(新居浜弁で「はがゆい」ということです、ハイ。)。ガンバや鹿は、そこが強いから特にそう思う。

 次節ふんばってくれ。

(M.H.)