いつもの水道橋駅前の販売員さんから買いました。この表紙がお目当て。
言わずとしれた、いわむらかずおさんの「14ひきシリーズ」。Wikipediaで調べたら、シリーズで800万部を超えるそうです。
『14ひきのおひっこし』が出たのは1983年だそうで、子どもの本から一番離れていた時期ですね。息子が生まれたのが1990年なので、そのころにはもう、6作目まで刊行されていたみたいです。今回のビッグイシューじゃないけれど、表紙に惹かれて買ったら、まあ、これがほんとうにいい絵本で、親のほうがはまりました。
いわむらさんの絵はていねいで、あたたかく、草や虫がしっかりとかきこまれているのも魅力です。ねずみ一人一人(?)の仕草や表情も見どころ。お月見の場面や洗濯の川面の描写がくっきりと記憶に刻まれています。聞いたことはないけれど、息子はこの本をおぼえているんだろうか?
那須の那珂川町にある「いわむらかずお絵本の丘美術館」にも行ったことがあります。美術館のある丘全体が里山の再現、というか、一種の展示のようになっていて、ほかにない美術館です。また、行ってみるかな。
あ、販売員の方とは新年のご挨拶。「今年もよろしくお願いします……」でも、ビッグイシューを売らずに生活できるようになるといいのですが……。
(M.H.)