翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

ACL、初戦好発進!

 2月21日(火)、ACLグループリーグ、AWAY vs ウェスタン・シドニー。

 0−4◯ (興梠、李、槙野、ラファエル・シルバ)

 

 敵地、シドニーでの初戦は、後半、攻撃力が爆発、終わってみれば0−4の圧勝、シドニーはたぶんシュート一本だった。

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 日本からは100人以上のサポが応援に行っていただろうか。ACLということで、キックオフ直後のチャントは「赤き血のイレブン」!

 前半は4バックでスリーラインをコンパクトにし、カウンターをねらうウェスタン・シドニーのゴールをなかなか割れなかった。ただ、シドニーの4バックは中央を締めているので、ボールと反対側のサイドにスペースがあり、とくに宇賀神のサイドを使ったチャンスが何度かあった。あれをしつこく続けてもよかったようにも思う。ただ、シドニーのラインが高い分、中央、裏もねらいたくなるのはわかる。前半、半ば過ぎからやや攻め疲れが見え、ピンチもあったが、無失点で切り抜けたのが大きかった。

 

 後半、56分の興梠のゴールが試合の流れを一気に引き寄せた。DFの人数はいたのだが、中央、李がドリブルで引きつけ、うしろからするすると前へ入っていく興梠に絶妙のパス。さらに技ありのトラップで前に抜け出した興梠は、GKとの一対一を、これまた絶妙のシュートを決めた。

 直後、ホームのシドニーは前がかりになり、やや中盤がルーズになったところで、関根のドリブルからこぼれを青木がすかさず左へ展開、興梠のDFライン裏への芸術的な浮き球パスを、李がきっちりボレーで叩きこんだ。これで勝負あり。

 槙野のゴールで0−3としたあと、ラファエル・シルバ、矢島を投入、この二人で4点目をとったことは、今後の明るい材料。矢島のプレーが再び浦和で見られたことはほんとうにうれしい。この日も、視野の広さと判断、キックのうまさが光った。4点目は矢島のアシストだったが、うしろからのパスを受けたとたんに反転、逆サイドのスペースにていねいにパス。ドリブルからGKの肩口をぬいたラファのシュートもすばらしかった。

 

 この組はいわゆる死の組。あとの2チームは、FCソウルと上海上港。この中では比較的チーム力の劣ると思われるシドニーに、陽介ぬき、アウェイで勝ち点3、得失点+4は上々のすべりだし。というか、これがなければあとが苦しい。土曜から始まるリーグ戦、来週火曜のACLソウル戦、ターンオーバーでのミシャの手腕が試される。

 

 

 去年のCS第2戦以降、サッカーの記事は書かなかった。サッカー番組もあんまり見る気がしなくなり、先週のゼロックス杯も、なんとも後味が悪い試合で……。

 でも、やっぱり、ゴールには興奮する。今年の期待はヤジシン、長澤の復帰組、青木の一層の活躍。還暦祝いのちゃんちゃんこならぬ、赤いユニは、だれのを買おうか? あ、しかし、あの蛍光イエローのアウェイユニは最悪だ。やっぱり、白を基調のものにしてほしい。

(M.H.)