翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2018シーズン最終戦

 レッズはホーム埼スタで、FC東京に3−2で競り勝ち、リーグ5位で終えた。天皇杯をにらんでメンバーを落とした中で、李が気を吐き2得点、入籍したばかりの新人柴戸が初ゴール。守備はお世辞にもいいとは言えなかったし、パス交換もスムーズではなかったが、それでもリスタートと速攻で3得点。どうも、あれだけミシャのパスサッカーをやってきたのに、浦和のDNAか、堅守速攻のほうがチームにあっているように思う。

 

 それはともかく、今日は平川の引退がハイライトだった。

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 平川を嫌いなサポはあまりいないだろう。今日も残り5分だったが、いぶし銀のプレーを見せてくれた。サッカーを見始めたころは、やはりサイドバックの選手の動きがわかりやすいので、つい目がいくものだが、山田暢久とともに、平川忠亮は、最初から気になった選手だった。

 筑波大から加入後、右サイドに山田がいたこともあり、左サイドで使われ、そのスピードとフィジカルの強さで活躍。中堅になると、やはり判断力が光ったと思う。そして、マスコミの前ではあまりベラベラしゃべらない。これ、浦和サポの心をつかむにはとても大事。17年間浦和一筋というのも胸を打つ。移籍が盛んになり、キャリアをスタートさせたチームでそのまま引退までプレーする選手は少なくなっていて、今後、こういう選手が出るだろうか、と思うほどだ。

 

 前も書いたけれど、スポーツを見つづけるのは、選手が見たいから。プレーだけでなく、人柄や心意気が見えるから。

 セレモニーでは、指導者として浦和にもどってきたい、とはっきり言ったヒラ。とても楽しみにしている。

 

 

 背番号14は、わたしの中では「安定感」の代名詞だった。

 ありがとう。おつかれさま、ヒラ!

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(M.H.)