今回は、11作め〜15作めです。
(11)『アブホーセン──聖賢の絆(古王国記3)』(ガース・ニクス作、主婦の友社、2004年)
"Abhorsen", by Garth Nix, 2003
オーストラリア・ヤングアダルト・ファンタジー
〈オビ語録〉
「太古の悪が復活するとき、宿命の闘いがはじまる。すべての謎が今、明らかに! 鳥肌もののクライマックス──古王国記ついに完結」
文庫版
- 作者: ガースニクス,Garth Nix,原田勝
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 文庫
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(12)『生命の樹』(ピーター・シス作・絵、徳間書店、2005年)
"The Tree of Life", by Peter Sis, 2003
アメリカ・伝記・絵本
〈オビ語録〉
「2004年ボローニャ国際児童図書展ノンフィクション大賞受賞。「進化論」のダーウィンの生涯を、何度でも見たくなる、繊細で緻密な絵で描きあげた傑作絵本!」
(13)『エアボーン』(ケネス・オッペル作、小学館、2006年)
"Airborn", by Kenneth Oppel, 2004
カナダ・児童書・冒険ファンタジー
〈オビ語録〉
「映画化進行中! 大空を駆けぬける飛行船ファンタジー。謎の動物、雲猫(クラウドキャット)って何だ!? 少年マットと少女ケイトが飛び込んだ手に汗握る冒険の旅。魔法が出てこなくても断然面白いファンアタジー」
(14)『わたしの知らない母』(ハリエット・スコット・チェスマン作、白水社、2006年)
"Someone Not Really Her Mother", by Harriet Scott Chessman, 2004
アメリカ・一般向け・認知症・ユダヤ・戦争
〈オビ語録〉
「三世代の女性がつなぎあわせる、戦争と家族の記憶。認知症をわずらい、心の中にしまいこんでいた戦争の記憶があふれだすハンナ。その記憶にふれまいとする娘、祖母の過去を知りたいと切望する孫娘。三世代の女性が織りなす、家族という「他者」の心の秘密に迫る感動作。記憶をめぐる物語」
- 作者: ハリエット・スコットチェスマン,Harriet Scott Chessman,原田勝
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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(15)『月曜日は赤』(ニコラ・モーガン作、東京創元社、2006年)
"Mondays Are Red", by Nicola Morgan, 2002
イギリス・ヤングアダルト・共感覚・ファンタジー
〈オビ語録〉
「月曜日は赤。悲しみには虚ろな匂い。火曜日はオレンジ、薄いアンズ色のアイスクリーム。少年が手に入れたのは、言葉で世界を変えることのできる不思議な力。そして彼はひとりの少女に出会う……。少年の成長と初恋を瑞々しく描いた珠玉の青春ファンタジー」
この5作は、『生命の樹』以外は、みな、わたしのほうから出版社にもちこんだ作品(あるいは、その続編)なので、うれしいラインナップですね。また、古王国記3作の文庫版は、各上下巻6冊を横にならべると、表紙の絵がつながっている、という優れものです。(M.H.)