今日は月に2回、川越で開いている勉強会でした。テーマは、この本のレジュメ検討がメインでした。今、私が翻訳中の作品です。
それぞれのレジュメを確認しながら、この作品をみんなで評価しあいました。トランスジェンダーの兄をもつ弟視点の物語。テーマも、書き振りも、人物設定やストーリーも、けっこう冒険している作品なので、参加者のみなさんもツッコミたいところが満載で、おもしろい会になりました。
翻訳のテクニックも大事だけど、こうして作品を評価する目を養い、それを自分の言葉で表現することは、翻訳する上でとても大切なことだと考えています。作者にはなれませんが、やはり、ただ横のものを縦にするだけの翻訳ではいけないし、じつは、こうしていろいろな感想をもちながら、作品を再構築していくのが翻訳の醍醐味だと思うのですよね。
中身は、訳書が出たら、読んでみてください。来年かなあ。
で、勉強会のあとは、会場になっている川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんでそのまま暑気払いの飲み会に突入。おいしい料理とビールを堪能しました。
現在、この勉強会は空きが1名分ありますので、ご興味のある方は、このブログにあるメアド、もしくはツイッター、フェイスブックで問い合わせをお願いします。
(M.H.)