先日、西荻のウレシカさんの個展会場で購入した丹地陽子さんの肉筆画が届いています。この絵に合う額を見つけないと。どんな額がいいかな。
しかし、これだけの線と淡い彩色で、綿シャツとジーンズとサンダルの感じがよく出てるよなあ。「おれの後ろ姿だ」と言ったら、家内から、「この身長と、この足の長さから言って、あなたじゃなくて、息子の後ろ姿でしょ」と速攻言われた。年齢とか身長とか(足の長さとか)もよくわかります。たしかにわたしの手足の長さ(短さ)じゃない。
以前、装丁家の鳥井和昌さんとおしゃべりした時に、「丹地さんは人間がちゃんと描きわけられるイラストレーターさんで、じつはそういう人はそれほどたくさんいるわけじゃない」というようなことをおっしゃってましたっけ。納得。
『ペーパーボーイ』の丹地さんの装画、何度見てもあきません。1950年代のメンフィスの夏の光は、絶対こう見えたはず! (行ったことないけど……笑)
丹地さん、ありがとうございました。いつかお目にかかりたいです。
(M.H.)