勉強会の仲間、北村みちよさんが訳した短編が収録されている、ホラー短編集『消えない叫び』です。かっこいい装幀ですねえ。理論社の「Scream! 絶叫コレクション」全3巻のうちの一冊。
北村さんは、わたしの卒業した湘南高校の後輩で、洋書の森のイベントでもお世話になっている縁もあります。この本は、理論社から出ている3冊シリーズのうちの1冊で、三辺律子さんが監訳。
北村さんが訳した「エリアコード666」、読みました。お母さんを亡くして、お父さんとふたり暮らしの主人公の少女が、12歳の誕生日に、念願のスマホをプレゼントされるのですが、さっそく、部屋でいじっていると、いきなり人形の画像付きのメッセージが着信して……。
と、夜寝る前にここまで読んで、やばい、夜中にトイレ行くの怖い、と思ってやめて寝ました。それが数日前。ホラーがちょっと苦手なのは、生まれ育った実家のトイレが昔のくみとり式で、夜中に行くと、下からだれかの手が……、という想像に苦しめられた幼少時代があるからです(苦)。
というわけで、今日、昼間に残りを読みました。ちょっとホロリとする、いいお話でした。でも、夜は怖いので、まだ、ほかの作品は読んでません。明るい時に少しずつ読みます。
こういう、ドキドキする、YAむけの上質な短編コレクションが、ポップな装幀で出版された意義は大きいと思いますね。若い人にどんどん読んでもらいたい!
怖いけど、楽しいよ。
(M.H.)