翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

読書会『グリーン・ノウのお客さま』

昨日は、川越のイングリッシュブルーベルさんで、古典児童書を読む会でした。課題本はルーシー・ボストンの『グリーン・ノウのお客さま』。 おやつは、主人公の少年ピンが、ゴリラのハンノーに食べられてしまうようなサンドイッチ。店主のKさんが焼いたパン…

ミシシッピ川沿いを南下

昨日は別の作品で、ロンドンはダウニング街10番地の裏の芝生でバンドの練習してたんですが、今日は主人公とともに、往年のスポーツカー、オースティン・ヒーリー・スプライトに乗って、ミシシッピ川の河口をめざしました。 『ペーパーボーイ』の続編、『コピ…

翻訳勉強会@川越

今日は月に2回、川越で開いている勉強会でした。テーマは、この本のレジュメ検討がメインでした。今、私が翻訳中の作品です。

「はじめての海外文学スペシャル Vol.5」

今年もやります。10月13日(日)。 受付が始まりました。どうぞよろしく。過去最多の30名の翻訳者が海外文学1人3分で紹介します。サイン会もやるよ! 登壇者、日時、場所、お申し込みはこちらから。 1013special.peatix.com

『キャパとゲルダ ふたりの戦場カメラマン』 NetGalley で読めるらしい。

発売前の本が読めるサイト、NetGalley に拙訳『キャパとゲルダ ふたりの戦場カメラマン』が上がっています。 9月25日発売予定ですが、早めに読んでみたい方はぜひ!

夏も終わりの気配

ようやく夜が涼しくなってきました。夏の写真を何枚か。 リビングから見える、東松山の花火。今日でした。向かいのマンションの棟のあいだからで、ちょっと小さめですが、食事をしながら、その後、リビングの明かりを消して、二時間あまり楽しめました。

『弟の戦争』、四度目の舞台化!

ロバート・ウェストール作、拙訳『弟の戦争』がまた舞台化されます。青年劇場、劇団うりんこ、劇団俳小と、これまで三度舞台化されていますが、今回は演劇企画ポカラの会による名古屋での公演です。 11月8日(金)の15時、19時の二回。すでにチケットは売り…

新刊予告『キャパとゲルダ ふたりの戦場カメラマン』

版元・アマゾンに書影が出ましたのでご紹介を。 戦争写真の草分けロバート・キャパと、その恋人で彼を世に出したともいえる、やはり写真家ゲルダ・タローの伝記です。 装画は、先日ご紹介した『平場の月』の表紙を担当された田雑芳一さん。いい雰囲気です。 …

高校生には『老人と海』

たぶん、初めて買った(読んだ、ではない)洋書は、"The Old Man and the Sea" のペーパーバックだったと思います。高校生の時、最初の2ページくらい、辞書を引きながら読みかけて、挫折した記憶があります。あのころの日本でも、ちょっとした大型書店に行…

ひと区切り

14日の息子の結婚式のあと、義母をつれて家内と三人で軽井沢へ。あいにくの天気でしたが、涼しくて、緑がきれいで、いいリフレッシュになりました。

変化を選べる社会へ

参院選が明日に迫っています。今回の選挙で政権を変えることはできませんが、その第一歩にすることはできます。 わたしは二十代の時に、一党独裁政権の国に二度、長期滞在したことがあります。 最初は、サダム・フセイン政権下のイラク。二度目はペレストロ…

『王国の鍵』豆本いただきました。

翻訳家の横山和江さんのお嬢様から、『王国の鍵』(ガース・二クス作、主婦の友社)の豆本をいただきました。子どもの頃によく読んでくださっていたそうです。最近また読みたくて全巻そろえたいというお話があり、手元にあったものを2巻ほどお譲りしたお礼…

岡山の「スロウな本屋」さん

気になっていた書店、岡山の「スロウな本屋」さんにおじゃまして、店主の小倉さんとおしゃべり。楽しいひとときでした。

国の形を選ぶ。

チリの詩人パブロ・ネルーダの子ども時代を描いた作品、『夢見る人』(パム・ムニョス・ライアン作、ピーター・シス絵、拙訳、岩波書店)は、ネルーダの夢見がちだった少年時代から、社会問題への意識の芽生えと、父親からの独立を描いています。 この挿絵の…

変化と多様性と。

下の写真は、今翻訳中のYA作品、アイルランドの作家、ジョン・ボインが書いた、"My Brother's Name is Jessica" の表紙です。レインボーカラーですね。象徴的です。タイトルからもわかるように、「お兄さんがお姉さんだ」という、トランスジェンダー の話。…

『平場の月』

『平場の月』(朝倉かすみ作、光文社)を読みました。 よかった。というか、切ない。 (装画の田雑芳一(たぞう・よしかず)さんつながりで、『いつか、僕らの途中で』も。)

『夢見る人』東京新聞書評(2019.7.7)

昨日の東京新聞の書評欄「公開選書 あなたに贈る本」のコーナーで、荻窪の書店 title の辻山良雄さんが、すばらしい紹介をしてくださいました。

『イシ──二つの世界に生きたインディアンの物語』

月曜日は翻訳勉強会のあと、古典児童書を読む会でした。課題本は『イシ──二つの世界に生きたインディアンの物語』(シオドーラ・クローバー作、中野好夫・中村妙子訳、岩波書店)。 (クッキーは、イシが食べていたドングリ粉をイメージして、きな粉を使った…

フェロー・アカデミー通信講座のお知らせ

9月よりフェロー・アカデミーで通信講座を担当することになりました。 マスターコースの「ヤングアダルト」講座です。8月1日締め切りですが、選抜テストがありますので、ご希望の方はお早めにお問い合わせを。 www.fellow-academy.com

レッズ、ACLベスト8進出!

いやあ、痛快な2ndレグでした。 ホームの1stレグでは1−2で逆転負け。しかし、しっかり修正し、メンバーも換えながら、適材適所の選手起用が機能しての0−3と完封・逆転勝ちは、リーグ戦にもつながるはず。 (写真は埼スタでの大槻監督紹介画面。決まっ…

翻訳勉強会@池袋、欠員募集

池袋で月に2回、火曜の夜にひらいている翻訳勉強会に欠員が出ました。ご興味のある方は、このブログのメアドまでお問い合わせください。 → honyakushanoheya@yahoo.co.jp (教材は、原田が翻訳中の作品や既訳書を題材にすることが多くなります。)

「クロワッサン」6/25日号

なんと「クロワッサン」誌の6/25日・999号の書評欄で、拙訳『夢見る人』(パム・ムニョス=ライアン作、ピーター・シス絵、岩波書店)の書評が掲載されました。幅広い読者に読んでいただけるのはとてもうれしいことです。

「BOOKMARK」14号

届きました! 今回のテーマは「against!」(「ノー」と言うこと)。 タイムリーなテーマだと思います。 今の日本社会は、不正義に対して、「それはちがうだろ!」って言いにくい雰囲気を、既得権益をもった人たちが作ろうとしている。ふつうに考えておかし…

訳書リスト9(41〜45)

45冊目です。 (45)『夜のあいだに』 (テリー・ファン&エリック・ファン作、ゴブリン書房、2019年6月初版発行) "The Night Gardener" by Terry Fan and Eric Fan 2016 カナダ・絵本 〈オビ語録〉 「すまし顔のフクロウをつくったのは、だれ?」 「グ…

『夢見る人』書評

チリの詩人パブロ・ネルーダの子ども時代を描いた『夢見る人』(パム・ムニョス・ライアン作、ピーター・シス絵、拙訳、岩波書店)の書評を二つ。 こちらは朝日小学生新聞(2019年6月2日)に、東京子ども図書館の司書、床井文子さんが書いてくださったもの。…

翻訳勉強会@川越、欠員募集

現在、川越で勉強会をひらいていますが、一名欠員が出ました。ご興味のある方は、このブログのメアドまでお問い合わせください。 ( honyakushanoheya@yahoo.co.jp ) 【6月10日現在、6月、7月の勉強会は満員となりましたが、2019年9月以降にはまた空きがで…

ある方のツイートで部屋がきれいになった話。

わらしべ長者みたいな話ですが、昨日、ガース・二クス氏が、「古王国記」日本版の書影を投稿したある方のツイートをリツイートして、「日本語版の装丁、特に文庫版はいい!」とつぶやきました。

古典児童書を読む会『クマのプーさん』

今日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんで、『クマのプーさん』を課題にした読書会でした。 これは岩波の愛蔵版。中は横書きで紙が黄色。挿絵は彩色してあって、ちょっと、うーん、という感じ。おやつはプーの好きなハチミツ入りのケーキと…

絵本『夜のあいだに』、もうすぐ発売!

今朝の毎日新聞、親子の読書面に広告が出ました。『夜のあいだに』、来週半ばには書店にならぶ予定。GWの上野では先行販売しましたが、売れ行き好調でした。 ぜひ、書店で手にとってみてください。

翻訳三昧

今日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんで、昼の12時から夜の7時まで、あれこれ翻訳関係で過ごしました。楽しい一日で、なんなら、泊まっていこうか、という勢いでしたが、家主さんからは、住んじゃダメ、と言われてるそうです(笑)。 バ…