あとわずかで新年を迎えます。今年は翻訳関係のイベントにもいくつか参加でき、楽しかったし、刺激を受けました。お声をかけてくださった方、話を聞きにきてくださった皆さん、ありがとうございました。
訳書は一冊、『ヒトラーと暮らした少年』を出せました。来年は、訳しためた作品が出版されますので、乞うご期待。
まずは2月に岩波書店より、『夢見る人』がでます。これはチリのノーベル賞詩人、パブロ・ネルーダの自伝を元に、子ども時代のエピソードをアメリカの作家パム・ムニョス・ライアンがアレンジした作品。挿絵は大好きな画家ピーター・シス。この作品は、原作がアメリカで出た時から訳したいと思っていたので、とても楽しい仕事でした。
ネルーダが緑のインクが好きだったという逸話に因んで、原作は緑色で印刷されていますが、訳書もその予定。巻末には内容に関係があるネルーダの詩もいくつか収録されていますので、どうぞお楽しみに。とても美しい本になると思います。また、のちのネルーダの、詩作や政治活動に通じる熱い思いが感じとれる作品です。詩の翻訳も、難しいけれど楽しい仕事でした。
https://www.amazon.com/gp/aw/d/0439269709/ref=tmm_hrd_title_0?ie=UTF8&qid=1546165479&sr=8-1
ほかの3冊も、絵本、絵入り、写真入りと、いずれもビジュアルな作品ばかりで、出来上がりがとても楽しみ。
来年も、訳書を通じて、また勉強会やセミナーで、たくさんの方と交流ができることを期待しています。どうぞよろしく。
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(M.H)