翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

『ぼくは川のように話す』ケイト・グリーナウェイ賞ロングリスト

 おかげさまで、『ぼくは川のように話す』は4刷が出て、すでに発売半年余りで1万部を超えました。たくさんの方に読んでもらってとても幸せです。

 今日は、某書店さんの依頼で、朝から訳者サイン。どんな読者さんの手に渡るのか楽しみ。

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 昨日は、日本翻訳大賞の話を書きましたが、やはり昨日、絵本に贈られるイギリスの権威ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞のロングリスト15作が発表され、めでたくこの本の原書、"I Talk Like a River" も選ばれました。果たしてどうなることか。これからまだ、ショートリスト発表、受賞作発表と続いていきます。『セント・キルダの子』も、似たような感じで最終選考にまで残り、惜しくも受賞は逃しましたが、自分が目をつけた原書が評価されるのはとてもうれしい。同時に発表された、カーネギー賞のロングリスト20作にも、手元にある作品が2作。こちらも楽しみ。

 どちらの賞もイギリスの図書館情報専門家協会(CILIP)が選定しています。例年だと、3月にショートリスト、6月に本賞の発表。とくに、カーネギー賞はかなりとがった作品が選ばれるので、とても興味深く見守っています。

carnegiegreenaway.org.uk

 表紙の好みと勘にたよってとりよせた本が、あちらの専門家にも評価されると、これがなかなか気持ちがいい。

 

 気持ちがいい、といえば、確定申告、e-Taxですませました。去年もやりましたが、これがめずらしく、役所が作ったHPとは思えないほどわかりやすく、使いやすい。やればできるじゃん、と思います。紙に書く時の何倍も早い。

 

(M.H.)