翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

「ポルべニールブックストア」@鎌倉市大船

 先週の金曜日、平塚へ行った帰りに大船で下車、以前から気になっていた「ポルべニールブックストア」さんにお邪魔してきました。大船駅から徒歩5分くらいでしょうか。

 店主の金野さんと少しおしゃべり。前に拙訳『ぼくは川のように話す』をSNSでとりあげてくださっていたのを、このブログにも書きました。

 大きなお店ではありませんが、棚がいわゆる「よく耕されている」感じで、タイトルを追っていくと、あれもこれも買いたくなります。『ぼくは川のように話す』はこのお店だけで10冊以上売ってくださったそうで、感謝、感謝。

 

 

 気になっていた『歩道橋の魔術師』の文庫版があったので購入。会計をすませて自己紹介しておしゃべり。棚の一角にサッカー本がならんいますね、と水をむけると、お店を開く前は川崎にお住まいだったそうで、フロンターレのファンだそう。わたしはもう25年以上レッズサポで、などと話していると、それならこれを、と『ディス・イズ・ザ・デイ』(津村記久子作、朝日文庫)を勧められ、買ってしまった。第6回サッカー本大賞受賞作です。

 二部リーグ最終節の各地の様子を小説にしたもの、と聞けば、買わずにはいられません。そう、あの忘れもしない、J2のリーグ戦最終節、駒場スタジアムで土橋のVゴールを見た者としては……、と書き始めたら大変なので、このへんでよしときます。

 

 最近、読了本があまりなく、紹介できないので、買った本を紹介するパターンにしようかと。

 

 

 鎌倉、大船、藤沢あたりのお住まいの方はぜひ一度のぞいてみてください。ほんと、棚をざーっと見てるだけでも楽しい、楽しい。

 

(M.H.)