何度かご紹介してきた新しい訳書『春のウサギ』(ケヴィン・ヘンクス作、大澤聡子共訳、小学館)、本日、4月21日発売です。今回は Kindle 版もありますので、よろしければそちらもどうぞ。
お話は20年ほど前のアメリカの小さな町が舞台。主人公、12歳の少女アミーリアの春休みの物語です。友だちのこと、家族のこと、日常生活の小さな違和感やささやかな喜びが、彼女の視点で丁寧に描かれていきますが、ちょっぴりファンタジックな出来事もあって、最後まで読者を引っ張っていってくれます。小学校高学年くらいから読めると思いますが、大人にもぜひ読んでほしい。
ブックデザインはアルビレオさん、装画・挿絵は芳野さん。ほんとうに素敵な本になりました。とてもうれしい。
カバーをはずすとちょっとシックな表紙が現われます。そうそう、イチゴも作品の中に出てきます。芳野さんのイラストは、本になって印刷されてもとてもきれい。やっぱ、Kindleより紙の本がいいかも。芳野さん、ありがとうございました。
みなさん、どうぞよろしく。
(M.H.)