翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

翻訳の周辺

急に重くなった……

なにが重くなったかというと、一語一語が……。 ページ数にして残り10パーセントを切ったとたん、翻訳速度が急低下。物語が明らかにエンディングにむかって舵を切り、言葉がここまでの90パーセントを背負った言葉になりはじめたからなのだと思います。 こんな…

『二つの旅の終わりに』

Twitterをチェックしていたら、訳書の『二つの旅の終わりに』を面だしで並べてくださっている書店の写真がありました。ありがとうございます。そういえば、三辺律子さんが、4月17日の高知新聞で、この本を紹介してくださり、その記事を送っていただいていま…

第三回日本翻訳大賞授賞式

今年も最高に楽しくて、濃密で、翻訳愛に満ちた二時間でした。 最終候補に『ペーパーボーイ』が残ったこともあり、何を言われるかドキドキでしたが、そのうちそれも忘れ、藤井さん、松本さんの朗読、柴田さんとお二人の対談に引き込まれました。

空色ブックガイド

今日、4月22日(土)の読売新聞夕刊、KODOMOサタデーの児童書の紙面に、「空色ブックガイド」と称して、YA本の紹介記事を書かせていただきました。 月イチのコーナーですが、なかがわちひろさんと交代なので、それぞれが隔月になりますね。毎回テーマを決め…

洋書の森、10周年

洋書の森の活動が10周年を迎え、昨日、神楽坂にある日本出版クラブで記念公園と祝賀会がありました。

読者からの手紙

8歳の女の子、Hさんから手紙をもらいました。写真の本『30秒でわかる地球』『同、宇宙』の感想と、自分の好きなものや将来の夢が書いてありました。手書きの名刺も入っていました。 メールやラインもいいけれど、やっぱり手書きの手紙はうれしい。 Hさん…

第三回日本翻訳大賞、発表

昨日発表があり、受賞作は以下の2作品となりました。拙訳『ペーパーボーイ』は大賞には選ばれませんでしたが、大健闘でした。推薦・応援してくださったみなさん、ありがとうございます。 第三回日本翻訳大賞受賞作 決定 besttranslationaward.wordpress.com

『BOOKMARK』07号

翻訳小説の紹介ブックレット、『BOOKMARK』の7号が来ました。今号は「眠れない夜へ、ようこそ」と題して、ホラー・ミステリー特集です。 今回も、オザワミカさんの表紙はカッコイイ。

図書館で翻訳者POP

北九州市の八幡図書館から、翻訳者POP付きの書籍展示の様子が届きました。 5月21日に越前敏弥さんの講演とワークショップが行われるのに関連して、翻訳本に訳者のPOPと、司書さんのPOPをつけて展示してあります。うれしいですねえ。5月末まで展示するそうで…

『すべての見えない光』

翻訳大賞の最終選考に残っているほかの5作品を読んでいないので、1作でも読もうと思い、『すべての見えない光』(アンソニー・ドーア作、藤井光訳、新潮クレスト・ブックス)を買ってきました。春休み中は講習で通勤するので、電車の中で読めるかな。 それ…

『ペーパーボーイ』日本翻訳大賞、最終選考へ。

第三回日本翻訳大賞最終選考候補作品besttranslationaward.wordpress.com とりあえず、びっくりです。 二次審査に残っただけでびっくりだったのに、最終選考に残るとは! 3月31日のイベント「翻訳ナイト、中間発表会」に行きたいのですが、この日は授業があ…

読書会『ゆかいなホーマーくん』

月曜日の古典児童書を読む会の課題本は、『ゆかいなホーマーくん』(ロバート・マックロスキー作、石井桃子訳、岩波書店)でした。

POP描きに逃避……

昨日は翻訳のあいまに、頼まれた訳書のPOPを描き始めたら、なんだか興が乗って、一気に描いてしまった……。

翻訳者別の棚を作る!

藤沢市の湘南大庭市民図書館で、今、翻訳者別の棚を作って本を貸し出してくださっています。とりあげられている訳者は、金原瑞人さん、村上春樹さん、さくまゆみこさん、三辺律子さん、千葉茂樹さん、灰島かりさん、大嶌双恵さん、そして、わたしの8人です。…

真夜中に鳥が死ぬ……

訳稿を見直していたら、ロシアの厳しい寒さの描写で、「真夜中に鳥が死ぬ。」という一文があった。ふむふむ、零下30度にもなれば、鳥も大変だろうなあ、と思いながら、原文を見ると……。 Birds die in midflight. ん?

『ゴーストドラム』復刊

絶版になっていたスーザン・プライスの『ゴーストドラム』、金原先生が自ら訳文に手を入れて、サウザンブックスから近々出版されます。そして、第2部、第3部もクラウドファンディングで出る予定。 (これは福武書店から出ていた旧版の表紙です。)

読書会『ペーパーボーイ』

昨日、やまねこ翻訳クラブの皆さんからのお誘いで、拙訳『ペーパーボーイ』を課題本にした読書会に出席してきました。

世界の子どもの本展

イベントのご案内です。JBBY(日本国際児童図書評議会)が主催する「世界の子どもの本展」が、2017年3月4日(土)、5日(日)、大崎のゲートシティ大崎で開かれます。 3月4日(土)、10:30〜12:30の予定で、トークイベント「世界の子どもの本」があります…

『ペーパーボーイ』、日本翻訳大賞二次選考へ

昨日の記事でも書きましたが、ヴィンス・ヴォーター作、岩波書店刊、拙訳『ペーパーボーイ』が、第三回日本翻訳大賞の二次選考対象作品に選ばれました。 電車の中でツイッターをチェックしていて、「おっ、二次選考作品発表だ。ふむふむ、今年もまた英語圏以…

横浜から藤沢へ

昨日の朝は、少し肌寒いものの、快晴で気持ちのよい冬晴れでした。横浜、港の見える丘公園へ。なんか、スカッとする風景でした。 その後、山手をぶらぶらと歩いていきます。

『ペーパーボーイ』映画化か!?

というのは冗談で(別の『ペーパーボーイ』という同名タイトルの映画はすでにありますが……)、ワシントン州タコマの小学5年生が、この小説をもとにして演じているビデオが YouTube で見られます。 これはそのショートムービーの一コマで、タコマの市街と思…

読書感想文表彰式

拙訳『ハーレムの闘う本屋』が高校の部の課題図書になっていたので、昨日、大手町の経団連会館でひらかれた表彰式に出席してきました。 今回は全国で4百万を超える応募があったそうで、すごい規模です。対象となる小中高生の三分の一が書いた計算になるそう…

日本YA作家クラブ

「日本YA作家クラブ」は、ヤングアダルト作品を出している作家と翻訳家のグループです。サイトはこちら。それぞれのYA作品もチェックできますから、どうぞのぞいてみてください。 【 日本YA作家クラブ 】 YAバトン、と称して、毎月二人ずつ、会員の作家・…

いきなりイギリスの作家さんと

昨日、翻訳のあいまにフェイスブックをのぞいていると、マット・ディキンソンさんがシェアしている友だちの記事に、マットの新作、"Lie, Kill, Walk Away" と、あと2冊、その女性が「今から読むのが楽しみ」という本の表紙が写っていました。

好きなものを訳すと……

さくまゆみこさんが、ご自身のブログに『ペーパーボーイ』を読んでの読書会のレポートをアップしてくださいました。自分が訳しながら感じていたことを、みなさんが感じてくださっていてとてもうれしかった。さくまさん、ありがとうございます。( 『ぺーパー…

ユリカモメの頭は……

昨日撮った写真です。神田川の護岸コンクリートの上に並んでいるのは、東京都の鳥、ユリカモメ。調べてみると、英語名は black-headed gull 。 ん? 頭は黒くないぞ。

「はじめての海外文学スペシャル」取材レポート

昨年12月に開かれたこのイベント、翻訳者が自薦、他薦で翻訳書を紹介するものでした。アルクさんのサイトに詳細なレポートと動画がアップされましたので、ご紹介します。 www.alc.co.jp とてもきれにまとめられていて、関係者の皆さんに感謝です。

点字出版のこと

昨日、社会福祉法人の日本ライトハウス点字情報技術センターからお手紙が来て、訳書『エベレスト・ファイル シェルパたちの山』(マット・ディキンソン作、小学館)が点字化された旨、連絡いただきました。 (お手紙に貼られていたシールです。)

第3回日本翻訳大賞、推薦受けつけ始まってます。

今年、三度目を迎える日本翻訳大賞ですが、すでに推薦受けつけが始まっています。どなたでも推薦できますので、これを読んだみなさんもぜひ! 【 日本翻訳大賞公式HP 】 【 推薦はこちら | 日本翻訳大賞公式HP 】 (昨年の受賞作の一つ、『ムシェ、小さな英…

今日、ママンが……。

訳しはじめた小説は、なかなか語り口が定まらなくて困っています。原文は三人称で書かれています。今までも三人称の作品はたくさん訳していますが、そのほとんどが主人公視点でした。主人公が子どもで視点がその子にある時は、会話だけでなく地の文でも使え…